芝刈り
- 刈り込むことで刺激を与え、匍匐茎や株が発達する
- 予定刈高よりおよそ3分の1伸びたら刈り込む(洋芝の場合)
- 2倍になったら半分ぐらい刈り込む(日本芝の場合)
- 伸びすぎた芝を一度に刈り込むと生長点より下で刈り込むので弱る
- 刈り込みを怠ると下から枯れてきて、徒長した先端しか葉がなくなる
散 水
- 加湿は嫌うが、乾燥すると衰える
- 葉先が丸まってきたり、カサカサしてきたら水不足
- 地表面だけの散水では、根が水を求め浅くなり乾燥に弱くなる
- 回数は少なくしてもたっぷりと
- 早朝に行う 遅くても午前中に
夕方は乾かして蒸れを防ぎ病気の発生を抑える
肥 料
- 生育期間が長く、刈り込みにより養分の貯まっている葉を失う
- チッソ 葉肥ともいわれ生長に欠かせない
- リンサン 細胞分裂に必要、匍匐茎の伸長や株の分けつに必要
- カリ 茎や根を丈夫にする
- 微量要素 鉄、マグネシウム、カルシウムなど土壌に含まれる
- カルシウムは酸性土壌を中性する
- 鉄分が不足すると黄化症が出る
- 施肥の適期は生育期が有効、弱っている時は控える
- 均一にムラのないように、肥料やけを起こす場合もある
- 肥料を二分にし、縦方向と横方向にまくと良い
- 芝生専用肥料がベスト、価格の安い物は極端に効いたり、長持ちしない物もある
目土(めつち)
- 浮き上がった匍匐茎や株を押さえ芝を若返らす
- 凸凹を平坦にする
- サッチの分解を促進する
- 用土は腐食のない新しい土、雑草や雑草の種子の混入してない
粘土質の少ない山砂か川砂
- 厚みは葉がかくれる程度
エアーレーション
- 根が過密状態になったり、土壌が踏み固められたりしたのを緩和する
- 通気が悪くなると根の発育が衰え芝生が弱ってくる
- 通気性や透水性をよくして芝生を若返らせる
- 専用の機械で穴を開けたり、コアを抜く 切れ目を入れる場合も
- エアレーション後は目土が必要
サッチング
サッチ(葉や茎の枯死した物)
- サッチが堆積すると水分や酸素が通らなくなり、
病気や害虫が発生しやすくなる
- 生育期にレーキなど先のとがった物でかき出し、取り除く
- サッチング後は軸立ち状態になるので目土を入れるとなお良い
ウィンター
オーバーシード
- 夏の暖地型芝生をベースにして、冬は寒地型芝生を育てる
- 暖地型芝生は冬季に休眠して、地表面が枯れるので、
寒地型芝生を播種して育てる
- 冬季間の使用を可能にして、暖地型芝生の擦り切れ、根の保護にもなる
除 草
- 芝生を丈夫に育て雑草の侵入を抑える
- 芝刈の回数を増やし雑草も刈り取る
- 除草剤の使用は雑草の特性を考慮して、対象雑草に有効な薬品を使用する
- 薬剤の性質や使用方法を確認する(容器のラベルをよく読む)
病害虫防除
- 芝生が傷んでいる場合病害虫とはかぎらない 生理的現象もある
- 病気は病原菌を特定し、殺菌剤を散布する
あるいは菌が発生しにくい環境にする
- 害虫は発見したら早期に殺虫剤を散布
- 病害虫対策は日ごろの管理で芝生を丈夫に育てることが大切